アプローチ/実装

LIFE IS NO WAY TO TREAT AN ANIMAL

長大な作品を物するのは、数分間で語りつくせる着想を五百ページにわたって展開するのは、労のみ多くて功少ない狂気の沙汰である。よりましな方法は、それらの書物がすでに存在するとみせかけて、要約や注釈を差しだすことだ。

ホイヘ・ルイス・ボルヘス著、鼓直訳『伝奇集』(岩波文庫、1993[原著1944 ])12ページ via Is Tristram Shandy a Hypertext Novel?


数分で語り尽くせる設計アプローチを、実際の動くコードにするのは労のみ多くて功少ない狂気の沙汰である。

なんか、てきとうにコスト関数つくって通せばできあがり!やったね!と思ってたら、そんなコスト関数作れないよね、という現実に直面しています。ありますよね、そういうこと。ハッシュつくればおしまい、とおもったらうまくユニークなるハッシュ関数が作れないとか。

こういうアナログな微調整がいるやつがなんで難しいか分かった。まずどういうふうにコスト関数を作ったらいいのか分からない。作ったことないし人のを読んだこともない。作ってもけっきょくパラメータをどうするかは統計処理が必要だったりする。そこでまたまず効率的に統計データを集めて処理する方法が分からない。統計学を知らない。経済学部1年生向けの教科書をはんぶんくらいまで読んだことがある程度。知識も能力も足りてない。

行きつけのそば屋でメシ喰いながら考えます。