インターフェイス

デバイスドライバ/FUSEのrestfs/SITEINFOの役割比較に似たはなし。

いろんなサービスがAPIをもってるけど、ぜんぶインターフェイスが違っていて使い物にならない。
たとえば、はてなRSSAPIがあったとして、でLDRにもAPIがあったとして、あるフィードをsubscribeしたいとする。そのときに現状でははてなRSSLDRとでぜんぜんAPIの仕様が違っていて話にならない。いろんなサービスをラップしてくれるperlのモジュールとかあるけど、ひとつのサービスを抽象化しているだけで、ぜんぜん互換性がない。はてなブックマークにpostしてくれるモジュールはあるけど、それをdel.icio.usに差し替えたらインターフェイスがぜんぜん違うので本体を書き直さないとぜんぜん動かない。ファイルシステムのドライバと、特定の物理デバイスのドライバがくっついてて、ファイルシステム変えるんだったらディスクも交換しないと動きませんよー、みたいなかんじ。

それはまだどういうインターフェイスがあればハッピーなのかというのが分かってない、というか大分分かってきたけどまだ安定しないという段階だからで、あと5年くらい(2,3年?)したらひとつになったりするかもしれない。

コンテンツとインターフェイス

Tumblr | Union Square Ventures: A New York Venture Capital Fund Focused on Early Stage & Startup Investingに書いてあった気がしたけど書いてないんだけど、tumblrはプログ上のコンテンツが、たかだか7種類(regular, photo, quote, link, chat, video, audio)しかないのを発見したのかもしれないと思った。乱暴だけどそういうことにしてしまうことでreblogというひとつのインターフェイスで全部同じように扱える。


flickr,youtubeあたりは特別扱いしてくれる。bookmarkletを呼び出したときに、てきとうにphotoとかvideoを取り出してくれる。ほかのやつは対応していないので、それがzooomrの写真でもmetacafeのビデオでも自分でなんとかしないといけない。reblogできない。

どんなブログでも同じインターフェイスでreblogできるようにしたい。ビデオも(これは簡単そう)。

APIインターフェイスと、オブジェクトの持つインターフェイスとのまだ整理ができいない。おんなじ?よくわかんない。

いま(学術的文脈ではなく)WebOSとかいわれてるやつは、いままでデスクトップでできてたことがブラウザ上でできてすごいぜ!っていうだけのことを指していっているけど、今のOS上でできることをウェブのコンテキストでできるようになんないとつまんない。ドラッグアンドドロップとか。今はエクセルのグラフをWordに持ってくるのに、一度スクリーンキャプチャをとって、それをwordに読み込ませているくらいにもどかしい。blogエントリオブジェクトがあって、それを自分のブログにDrag&Dropできたらいい。ディレクトリをコピーするのと同じようにブログをコピーしたり、SBMにあるブックマークをコピーしたり、SNS上でともだちの人だけにファイルが読めたり書けたりしたり(これはたぶんVOXなら現時点でエレガントに実現できる)、いままだそういう状況にあるけど、ちょうど30年くらい前にデスクトップのOSに誰かがドラッグアンドドロップを実装したり、ユーザ管理機構を組み込んだり、階層型ファイルシステムを作ったりしていたように、Web上にそういうものを再構築する、再構築することができるのが今なのかなと"Life with UNIXを読んでさらにそう思った。

いままでのハードディスクをウェブ上に持っていきますよ、というだけのオンラインストレージサービスじゃなくてstorjsdb - Google Codeのように、それをRAIDのひとつとして組み込んで、勝手に冗長化するようなファイルシステムningの上に作ったり(へんなSNSサイトになっちゃったけど、いまてもふつうにSFTPでサービに繋げてファイルを転送できるし任意のPHPコードを実行できます。レスポンス悪いけれど...)、そういう一連のインフラ整備活動がひとつになったときにほんとにOSになる。

tumblrは自分にいろんなことを考えさせてくれるサービスで、そこのところでほかのどのサービスも勝てない。というかいかにno-overhead reblogging lifeを送るかを考えてるだけだけど。