Chromeはなぜ速いのか


Ajaxが非同期の通信であるのと、Chrome中のプロセス間の処理が非同期で複雑になっているのは偶然の一致ではないと思う。それはたとえ処理モデルやコーディングが複雑になろうとも、ユーザーを待たせない(ユーザーをないがしろにしない)ために、裏でできる限りのことをやろうという技術者たちの努力の現れだ。この意味でChromeWeb2.0的なWebブラウザだと思う。


「ユーザーをないがしろにしないこと」なんてどうでもいい。速度こそ力。速度だけがソフトウェアの唯一絶対の尺度。

待ってるときにほかのことをしてその時間を隠蔽するのはコンピュータのパフォーマンスを出す上での基本でAjaxが非同期なのとChromeが非同期なのは偶然の一致じゃない。どっちも待ってる時間を隠蔽して速くしてる。偶然ではなくて必然。複雑になるからそうしてなかったっていうのはおそらくあたってる(chromeデバッグがめんどい)。

このあとにつづく


「ユーザーをないがしろにしないこと」という技術革新のムーブメントを含意する言葉
のところで、web2.0にそんなのあったっけ、とか思ってると、盛り上がりに欠ける文章になる。


自分もWeb2.0は「ある程度他人を信用すること」というムーブメントを含意する言葉として今も意味があると思ってる。